名も無きおじさんの読書感想文

国語力のたいしてない名も無きおじさんが独自の読書感想文を書く予定。

100回泣くこと 中村航

読みやすさ☆☆☆☆☆
内容☆☆
泣ける度☆☆☆


f:id:talgotofifetyhappy:20200712153233j:plain

この本も読みたかったんですが、やっと読みました。カバーの絵や、『百回泣くこと』から大体読む前から、どんな話か想像できます。百回泣くって、それしかないでしょう。
読み初めは、何気ない日常や、犬の事。バイクの事など書かれていたので、もしかしたら、そういう話じゃないんではないかと期待してきた。
やはり中盤以降から重苦しくなってページが進みにくくなった。
自分の大切な人が死に向かっていくのに、自分は、仕事終わった後や休みの日に会いに行って、元気づけることしかできない。
死んだ後、かなしみ酒を飲んだりしたが、何もならないとわかっても、かなしみ続けた。
大事に人を失くす過程を何時間で疑似体験できる小説です。
死にそうだったけど三年生きた愛犬。四年以上ほったらかしにしてたけど修理して動くようになったバイク。元気だったけど突然病気になって、あらゆる治療をしても良くならなかった恋人。
これらを対比して命のはかなさを表現してるのかな?まだ一回しか読んでないので、また違ったものが見えてくるかも。
読後は、ブルーになるので、ブルーになりたくない人は気をつけたほうがいいですね。