名も無きおじさんの読書感想文

国語力のたいしてない名も無きおじさんが独自の読書感想文を書く予定。

モンスター 百田尚樹

読みやすさ☆☆☆☆☆
面白さ☆☆☆☆☆
内容☆☆☆☆



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気になってた小説で、読んでみると、むちゃくちゃ面白くて、楽に読めました。
美容整形に興味あるとか知りたいと思う人は、読んで損はないと思います。
百田尚樹さんの作品は、『永遠のゼロ』『カエルの楽園』を読みましたが、面白かったです。ハズレの少ない作者さんみたいですね。また他の作品も読んでみようと思います。

主人公の女の子は、可哀想になるぐらい不細工で、中学高校で、あまりにも不遇な青春を送る。性格がねじまがってしまい、高校の時ある事件を起こしまう。その事件がキッカケで勘当同然で、東京の大学に追い出される。
不細工なために、大学でも就職活動でも不遇を受ける。就職してからも不遇である。
就職して何年目かのある日、雑誌の広告で美容整形の広告を見る。一重を二重にするだけで、かなり印象が変わることを知る。それから美容整形にはまって、働いて貯金した金を整形につぎ込む。どんどんキレイになって性格が明るくなり、周りの見る目や態度も変わってくる。その過程は、成長物語で楽しかったです。
人は見た目で変わる。相手の態度も変わる。胸が痛いけど現実。男は美人や美少女が好きだし、女性にしてもイケメンや金持ちが好きだからオアイコだと思う。
主人公は、誰もが振り返るような美人になりお金もたくさん稼げるようになった。お金持ちになった。
ある日なぜキレイになるかの原点に、初恋の男に振り向いて欲しいためであることに気づく。そのために、故郷にレストランを立てて、現れるのを待つのである。
私は、男だから、昔好きやった女の子に、また巡りあって、仲良くなれたらという願望ある。女の人って、そんなのあるのかな?
一途な恋って好きだから、共感はできる。
まあ彼女は幸せだったんだろね。初恋の人と巡りあって、仲良くなれたんだから。僕にはわかる。